+ 無料のパテントマップ・特許マップ
更新日 : 2008-04-29
実は特許庁や独立行政法人の工業所有権情報・研修館がパテントマップを作成して無料で公開しています。パテントマップとは呼ばずに、特許出願動向調査や技術分野別マップ、特許流通支援チャートという名前で呼ばれています。ここでは無料で閲覧する事のできるパテントマップについて情報をまとめています。
技術分野別特許マップとは、特許庁が平成9年度から平成12年度にかけて実施した事業で、
- 特許からみた技術開発の動向
- 技術開発の課題と展開
- 特許情報・特許流通情報へのアクセスの紹介
- 技術の概要
- その他資料(特許マップで取り扱った基礎データ・検索式)
から構成されている報告書です。ハードコピーについては発明協会で購入できます。
特許流通支援チャートは、特許庁の技術分野別特許マップを引き継ぎ、平成13年以降独立行政法人工業所有権情報・研修館から発行されています。構成は、
- 全体の要約
- 当該分野の体系的な技術説明
- 当該技術分野への特許情報のアクセス方法
- 出願人数と出願件数からみた技術成熟度分析
- 技術要素と技術開発課題、技術開発課題と解決手段の対応関係
- サイテーション分析(被引用特許と引用特許との対応関係)
- 主要出願人の出願動向と主要特許リスト
- 当該技術分野の技術開発拠点
となっており、非常に充実しています。
特許出願動向調査とは、特許庁がライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料、エネルギー、製造技術、社会基盤、フロンティアの重点8分野を中心にテーマの選定を行って技術動向を分析した報告書です。下記で閲覧できるのは要約版のみで、報告書は発明協会で購入できます。構成は、
- 特許出願動向
- 政策動向
- 市場動向
- 研究開発動向
- 課題と方向性
となっています。技術分野別特許マップや特許流通支援チャートと異なる点としては、特許出願技術動向調査では海外出願動向も調査を行っている点です(日本から海外にどれくらいの件数が出願されているか、また逆にどれくらいの件数が外国から日本に出願されているか、など)。
重点8分野については重点8分野の特許出願状況のページ末尾に8分野に関連する技術の具体例が掲載されています
意匠・商標出願動向調査とは平成18年度から発行されているもので、
- 意匠出願動向調査
- 全体動向(日米欧の意匠登録の状況、出願人国籍別分析、物品分野別の意匠登録状況、主要出願人の意匠登録数ランキング)
- 主要物品別の登録状況
- 意匠制度に関する分析
- 経済・産業状況から見た分析
- 商標出願動向調査
- 各国・CTM(欧州共同体商標)・国際登録出願の状況
- 6分野における出願状況、ニース分類毎の出願状況
- 分野別の出願状況
- 各国毎の出願状況
から構成されています。ウェブサイトでは要約版を見ることができます。
意匠権設定状況マップとは意匠情報をマップ化したもので、
- 基本年表(デザイン開発の変遷を年代順に表現)
- グルーピングマップ(基本形状に基づく意匠のグループ化)
- ポジショニングマップ(より感性的な評価軸に基づく意匠の2次元マップ化)
- 出願動向(出願・登録件数等のデータ分析)
から構成されています。特許ではないのでパテントマップではありませんが、まとめ方など学ぶべきところがあります。
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