公開技報の検索
+ 公開技報の検索について
公開技報の検索には大きく分けて下の2つの方法があります。
- 特許庁電子図書館のIPC検索、FI,Fターム検索を利用する
- 発明協会の無料サービス(公開技報書誌検索)を利用する
1つは特許庁電子図書館のIPC検索では文献種別を公開技報、FI,Fターム検索では資料型を公開技報にする方法です。この方法だとIPCやFIを知っていれば良いのですが、キーワードでの検索が出来ないため、どちらかと言えば玄人向きです。
もう1つの発明協会の無料サービスである公開技報書誌検索を利用する方法では、公開企業名・開発企業名(特許で言えば出願人)、開発者名(特許で言えば発明者)、IPC(FI)分類、ファセット記号、公開日、公開技報名称と様々な検索項目で調査することが出来ます。しかし、無料サービスであるため公開技報のオリジナルは閲覧できません。
公開技報の検索方法1と検索方法2を比較すると下記のようになります(○:可能、×:不可能)。
表 : 公開技報の検索方法の違い(特許庁電子図書館、発明協会公開技報WEBサービス)
| 検索方法 |
番号照会 |
IPC |
FI |
出願人 企業名 |
発明者 開発者 |
キーワード |
技報閲覧 |
データ蓄積 |
| 特許庁電子図書館 |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
○ |
番号照会:1987〜 IPC:〜2001.3 FI:2001.4〜 ※掲載許諾を得た 文献のみ蓄積 |
発明協会 (無料サービス) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
× |
1992〜 |
それでは、2つの公開技報の検索方法について説明していきます。
+ 誰でも出来る公開技報の検索(1) -IPC,FI,Fタームを用いた公開技報の検索-
- 特許・実用新案検索
2001年3月発行分まではIPC検索で、2001年4月以降分についてはFI・Fターム検索を利用します。
※FI・Fターム検索でも利用できるのはFIのみ。Fタームで公開技報は検索できません。
最近の動向を公開技報から知りたい、ということであればFI・Fターム検索を利用した方が良いでしょう。
2001年3月以前に出願されている特許を無効化する公開技報から探したいようであればIPC検索を利用することも考えられます。
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- まずFI・Fターム検索について解説します
FI・Fターム検索画面の資料型で公開技報にチェックします(下図参照)
今回調べようとしているテーマを携帯電話の構造と仮定して、FIとしてH04M1/02@C(コ−ドレス電話機の構造的態様-携帯電話機、自動車電話等の移動無線機の構造-)を条件のところに入力します。
検索ボタンを押すとヒット件数が表示されますので、リストボタンを押します。
すると下記のようなページとなります。
公開技報の番号をクリックすると各公開技報の中身を項目/レイアウト表示で見ることができます。
項目/レイアウト表示の難点は字や絵の判読が困難なことです。
もう少し鮮明に公開技報を見たい場合は、公開技報を特許・実用新案公報DBでPDF表示で見ることをオススメします。
※特許・実用新案公報DBで公開技報を閲覧する方法についてはこちらを参照
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- 次にIPC検索について解説します
IPC検索画面の文献種別で公開技報を選択します(下図参照)
今回調べようとしているテーマを携帯電話の構造と仮定して、IPCとしてH04M1/02(電話機の構造的態様)を条件のところに入力します。
文献種別を公開技報、条件をH04M1/02で検索したところ、500件を超えてしまいました。
リストはヒット件数500件以内の時に表示可能なので、発行年月日を19930101〜ブランクとして再度検索すると500件以内にヒット件数が収まりました。
リストボタンを押すと下記のような画面が出てきます。
左側の公開技報番号をクリックすると右側のフレームに公開技報が項目/レイアウト表示されます。
FI・Fターム検索のところでも述べたように項目/レイアウト表示の難点は字や絵の判読が困難なことです。
もう少し鮮明に公開技報を見たい場合は、公開技報を特許・実用新案公報DBでPDF表示で見ることをオススメします。
※特許・実用新案公報DBで公開技報を閲覧する方法についてはこちらを参照
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+ 誰でも出来る公開技報の検索(2) -発明協会の公開技報書誌検索を利用した公開技報の検索-
- 発明協会のホームページ
発明協会のトップページから公開技報WEBサービスのページへ行きます(上図)
公開技報WEBサービスのページから無料サービスの公開技報書誌検索へ行きます(下図)
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- 無料サービスの検索画面が立ち上がります
条件検索の項目として、公開企業名・開発企業名、開発者名、IPC(FI)分類、ファセット記号、公開日、公開技報名称があります。 ※特許庁電子図書館の検索では公開技法名称では調べられません。また企業名や開発者名でも調べることが出来ません。
例として開発企業名に松下電器産業、公開技報名称に携帯電話を入力して検索してみたところ、下図のように9件の公開技報がヒットしました。技報番号、公開日、IPC(FI)分類、開発企業名、公開技報名称が掲載されています。
IPC(FI)分類のところを見ると、IPC分類やFI分類の先頭に(C)や(J)という記号が付与されています。(C)は公開技報の掲載者が自ら入力したIPCで、(J)は発明協会の方で入力したIPC、FIであることを示しています(IPCは1992年1月から2001年3月まで、2001年4月以降はFIを付与)。
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- 特許庁電子図書館の特許・実用新案公報DBで公開技報をチェック
発明協会公開技報WEBサービスの無料サービス書誌検索では技報を閲覧することができません。
よって発明協会の公開技報書誌検索で、IPCや公開技報名称で絞込みを行い、チェックしたい公開技報を番号を控えておき、その公開技報番号を特許庁電子図書館の特許・実用新案DBで検索することで技報の内容をチェックします。
入力する際は下図の赤い破線で囲ってある部分に説明がありますが、文献種別をN1、番号を"0+西暦下2桁−一連番号"と入力します。
例として先ほど検索した松下電器産業の携帯電話に関する公開技報2004-504711について技報を見たい場合は、文献種別N1、文献番号004-504711として検索ボックスに入力します。
松下電器産業の携帯電話に関する公開技報2004-504711について文献種別N1、文献番号004-504711と検索ボックスに入力、表示形式を項目/レイアウト表示ではなくPDF表示にチェックして文献番号照会ボタンを押します。すると左側に公技04/504711と表示されますので、クリックすると下図のように公開技報のPDFが表示されます。
特許・実用新案公報DBには1987年の公開技報87/003986から収録されていますが、公開技報については掲載許諾を得た文献のみ蓄積していますと文献蓄積情報(特許・実用新案公報DB)に書いてありますので、完全に収録しているわけではないようです。
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