+ 特許検索の調査設計-調査設計の基本-
更新日 : 2006-01-17
+ 調査設計の基本
特許調査・特許検索を行う際に、まず調査設計をします。
特許調査・特許検索における調査設計とは、
- どういった技術を調べるのか
- どれくらいの特許件数を調べるのか(読むのか)
の2ステップに分かれます。
まずどういった技術を調べたいのか明確にします。実はここが非常に重要で、何で特許調査をするのか?どういった技術を知りたいのか、調べたいのか?を予めクリアにしておかないと、2の"どれくらいの特許件数を調べるのか(読むのか)"に悪影響を及ぼします。
2では読み込む特許件数(調査対象件数)を決めます。
どうやって特許件数(調査対象件数)を決めるのか? 特許件数を決めるためには検索式というものを作成します。この検索式の良し悪しで特許調査の質が決まります。
検索式とは例えて言うならば魚を捕まえる網と同じです。仮に海で魚を取ろうと思ったら、魚群探知機で魚の群れを見つけて、そこに網を掛けます。魚群探知機で見つけた魚すべてを捕えることは、当然のことながら不可能です。どうするかと言えば、いちばん魚が集まっているところに網を掛けます。魚群探知機で見つけた魚を10とすれば、網で捕らえられる魚は6〜7割ぐらいなのではないでしょうか?(正確なところは知りませんが・・・) もちろん、大きい網を用意すればすべての魚を捕らえることが可能なのかもしれません。しかし、それでは効率が悪い。だから、効率良く魚を捕らえるために、そこそこの大きさの網で、魚の群れの密度が高いところを狙うわけです。
特許検索式も同じことが言えます。知りたい技術(=魚)を完全に漏れなく全て網羅するように検索式を作ると特許調査対象件数は膨大な数となります(もっとも完璧で漏れのない調査はこれまで発行されている特許公報全てを読むことですが、非現実的であることは言うまでもありません)。知りたい技術
特許調査の質とは知りたい技術
大きく分けると3つの決め方があります。
- キーワード
- 調査分類(IPC, FI, Fターム, ECLA, U.S.Class) -->調査分類へ
- aとbの組み合わせ
キーワードだけで調べる方法は最も簡単ですが、網羅的な調査を行う場合にはb)調査分類と組み合わせた方が良いでしょう。なぜキーワード調査だけでは不十分かというと、キーワードは、特に日本語では、表記のぶれが非常に大きいからです。
調査分類を決めて調査対象件数を絞り込むのは、特許調査の仕事をしている人にとってはポピュラーではないかと思います。調査分類といってもIPCだと、分野によって、数千件〜数万件の分野もありますので、FIやFタームを用いることが多いです。
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